【岡山県】大人のADHD当事者会『パステル』に参加!主催者のManbowさんにインタビューしました。【発達障害】

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ADHDブロガーの池田ラスカル(@rasukarurun)です。今回は、岡山県のADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如症)・ADD(注意欠如症)の当事者会『パステル』に参加してきました。

地方では、ADHD・ADDに特化した当事者会が少ないため、こういった場があるのはとてもありがたいです。

今回は、座談会に参加した後に、主催者のManbow(マンボウ)さん(@many_sunny_spot) さんにインタビューをさせていただきました。

発達障害(ADHD・ADD)の当事者会に行ってみたい方、はっきりと診断はされてないけど困っている方、当事者会をやってみたい方など、ぜひ参考にして読んでください!

<目次>

ADHD・ADDの当事者会『パステル』ってどんな会?

『パステル』は、ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動症)、ADD(注意欠如症)の特性のある人たちを対象とした当事者会です。岡山県の倉敷市で毎月1回開催されています。

毎月の座談会では、当事者同士が対等に「困り感」について自由に話し合える場です。

  • 主催者:Manbowさん(@many_sunny_spot) 
  • 対象:ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動症)、ADD(注意欠如症)の人(グレーゾーンの人や、未診断の人も歓迎)またはその家族
    ※18歳以上の大人が対象
  • 会場:岡山県倉敷市 倉敷物語館の和室
  • 参加費:800円(座談会のみの場合)
  • 定員:10名以下の少人数

詳しくは、こちら でイベントの概要をご覧ください

第14回『パステル』に参加してきました

パステルは毎月1回、定期的に開催されています。「こくちーず(告知’s)」というイベントサイトで申し込みをして参加しました。

岡山県倉敷市、倉敷駅から徒歩10分ほど歩くと、倉敷美観地区の入口があります。

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休日は観光客でにぎわっています。

会場のある倉敷物語館は、美観地区の入口から歩いてすぐ。方向音痴なので何度行っても迷ってしまう私ですが、人力車のお兄さんや売店のお姉さん、誰に道を聞いても優しく教えてくれます。

会場のある倉敷物語館へ到着

美観地区に入って少し歩くと、倉敷物語館への入り口があります。

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会場のある“倉敷物語館”への入口

 

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倉敷物語館

「パステル」は、倉敷物語館の和室を借りて開催されます。敷地内に入ると、本館や別館など、いくつかの入口があって迷いそうになってしまう私。毎回、会場の部屋が変わるので、室内受付で尋ねるのがおすすめです。

参照リンク:倉敷物語館 | 倉敷観光WEB

『パステル』の雰囲気

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はじめて『パステル』に来た時に、とても落ち着いて過ごせる空間だと感じました。

懐かしい雰囲気のある畳の和室で行われ、気が付いたら座布団の上でくつろぎながら話していました。

主催者を入れて5人程度の少人数で行われるため、ひとりひとりがゆっくり話すことが出来ます。

座談会の流れ

参加者の自己紹介(名札あり)

この会について・会のルールの説明

テーマを決めてフリートーク(途中休憩あり)

 

参加者各自が順番に、仕事や日常生活で困っていることを話し、それをテーマに他の参加者が話していく形式です。

飲食可、途中参加や途中退席も自由。

通常はこのような流れで、毎月座談会が行われます。年に数回、特別企画でゲストの方に来ていただき、勉強会や講演会もあります!

次回の『第15回パステル』は、著書「めざせ!ポジティブADHD」「ADHD脳で人生楽しんでます!」の著者”あーささん”による講演会・飲食店での親睦会があります!

6月17日 第15回 パステル 特別企画 あーささんをお迎えします!(岡山県)

『パステル』のルール・禁止事項

  • 守秘義務(ハンドルネーム・匿名性)
  • 誰も間違っていない、否定や批判をしない
  • 交流するときは、「言いっぱなし」「聞きっぱなし」の姿勢で傾聴する
  • 禁止事項・・・批判・説教・宗教的な話・セールス

「一人ひとり考え方は違っても、相手を尊重してそのまま受け止める」

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『パステル』 を運営するManbow(マンボウ)さんにインタビューをしました

パステルを紹介したいと思い、座談会の後に、Manbowさん(@many_sunny_spot) にお時間を頂いてインタビューをさせていただきました。

「グレーゾーンの人が気軽に来れるように」

―Manbowさんは、普段は会社員として働きながら、奥様と2人でADHD・ADD当事者会「パステル」を運営されています。岡山県で当事者会を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください

私自身が色んな当事者会に参加して情報収集をする中で、自分自身でも発信したいと思いました。
遠いと何度も通えないので、自分にとって近い場所に作りたかったのも理由の一つです。
自分と同じような特性を持つ、ADHDやADDに特化した当事者会を開き、“困り感”について話し合えるグループを作りたいと思いました。

-「パステル」は、発達障害の中でもADHD・ADDに特化した当事者会ですね。はっきりと診断されていない“グレーゾーン”の人も対象にしているのはなぜですか?

私自身がそうであるように、グレーゾーンの人も気軽に来れる会にしようと思いました。本当は“ADHD”とか“発達障害”という言葉を使わない方がむしろ良いんじゃないかな、と思っていたくらいです。
ただ、特性があるとはっきり自覚している人が逆に参加しにくいと思ったので、やはりADHDという言葉を使うことにしました。本当は“おっちょこちょいの会”とかでも良いと思っています。そのくらい、グレーゾーンの人が参加する敷居を低くしたかったんです。

-岡山県では、発達障害のひとつであるADHDに特化した当事者会がこれまで存在しなかったと思います。 1年前の立ち上げ当初から、奥様と2人で運営されているのですか?

そうですね。主催は私がやってますが、自分で全部やるのはしんどいので、協力してもらってます。自分が苦手なお金の管理や、忘れ物がないように荷物の管理などを分担してもらっています。

-「パステル」を立ち上げるときに参考にしたものはありますか?

自分が参加した県外の当事者会、イベントサークル、職場関係の人が集まるお茶会など、様々なイベントを参考にしました。
また、東京の『カウンセリングルームすのわ 』の先生に声をかけて、相談させていただきました。

グレーゾーン=パステルゾーン 発達障害に明確な線引きはない

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-「パステル」というネーミングの意味をお聞きしても良いですか?

先ほども話したように、グレーゾーンの人も気軽に参加できる会にしたいという願いを込めて、”パステルゾーン”をイメージしてつけました。

毎月1回の座談会だけではなく、年に数回はADHDのためのセミナーや講演会を企画

-次回の「第15回パステル」は通常の座談会ではなく、ADHD当事者で漫画家としても活動されている、あーささんによる講演会が予定されています。今までも、ゲストの方を呼んだことは過去にありますか?

2回あります。1回目は、整理収納アドバイザーの先生をお呼びして片付けのセミナーを行いました。2回目は、ストレス対処法として、マインドフルネスの講師の方に来ていただきました。

参照リンク:おうちの芽*(整理収納アドバイザー 右佐林 愛子さんのブログ)

-岡山などの地方では、ADHDの当事者会だけでなく、ADHDに関連したセミナーや講演会の機会も少ないですよね。こうした企画はとても楽しみです。

「パステル」の立ち上げ当初から、セミナーや勉強会も取り入れたいと思っていました。月に1回の座談会だけではく、年に数回はゲストの方によるセミナーや講演会を開催していきたいです。

-漫画家のあーささんにゲストをお願いしたきっかけはありますか?

あーささんの1冊目の書籍(めざせ!ポジティブADHD)がきっかけで大人のADHDを知ったので、その本との出会いがすごく大きかったです。新しく発売された2冊目(ADHD脳で人生楽しんでます!: 走って転んで、また走る)を読み、その熱量のままに講演に来ていただくお願いをしました。とても良い話が聞けると思います。

-最後に、記事を読んでいる方、「パステル」への参加を考えられている方にメッセージをお願いします

パステルへの参加申し込みは、インターネット(こくちーず)で受け付けています。毎回初参加の方が来られるので、初めての方でも気軽に参加していただけたら嬉しいです。

『15回パステル~あーささんによる講演会~』の申し込みページ

6月17日 第15回 パステル 特別企画 あーささんをお迎えします!(岡山県)

kokucheese.com

インタビューの感想・まとめ

お仕事などで忙しい中で、今回快くお話をしてくださいました。

関東や関西などに比べて、地方では“大人のADHD”で困っている人が参加できる当事者会・セミナー・講演会などがまだまだありません。

そのため、身近に居場所が無く、困っていることを話せる相手がいない人が沢山います。また、はっきりと診断されていない“グレーゾーン”のADHD・ADDの人に対する受け皿も不足しています。

こういった方々が参加できる当事者会をゼロから立ち上げ、運営されているManbowさんの行動力、そして『自分の居場所を自分自身で作る』という熱意を改めて実感しました。

Manbowさん、ありがとうございました!

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