発達障害者が「自分の強み」を見つけるヒントは?―岡山ブログカレッジで気付いたこと

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ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動症)、社会不安障害の池田ラスカル(@rasukarurun)です。今日は「 第13回岡山ブログカレッジ(岡ブロ)」に参加させていただきました。ブロガーのための勉強会・交流会です。

テーマは「ここで差がつく!自分の武器を見つけよう」。Webライターのパパンダさん(@papanda_life)の講演や参加者のワークショップなど、とても学びが多くて時間が過ぎるのがあっという間でした。

私のブログの読者の方は、発達障害(特にADHD)の方がほとんどだと思います。大人の発達障害の本には、必ずと言っていいほど「自分の強みを生かそう」「自分の特性を生かして働こう」と書かれてありますよね。

しかしその答えが見つからなくて苦しんでる人が多いのではないでしょうか?

「自分の強みを見つけること」は、ブロガーだけでなく、社会に適応できない発達障害者が生きていく上で大きな壁です。

今回の岡山ブログカレッジで「自分の強み」を見つけるヒントを学んできました。

<目次>

発達障害者は、強みを生かして生きていけるのか

発達障害者は「ふつうの社会」に適応できない人が多くいます。私も新卒で看護師として就職したものの、自分でも驚くくらい仕事ができず、うつになり、休職。そして3年前に発達障害だと診断されました。

発達障害者への働き方のアドバイスとして「個性や特性を生かして働こう」「他の人にはない強みがある」という言葉を、何百回と聞いてきました。しかしその答えはすぐには見つかりません。

そもそも「私は才能がない平凡な人間だから、安定した資格を取ろう」という発想で看護師になったのです。そしてその仕事も出来ませんでした。

最終的には気持ちが疲れ果てました。

「結局、自分には出来ることなんて何もない」

「個性や特性を強みに変えられるのは一部の人だけ」

「フリーランスで働こうにも何ができるのか分からない」

「何の才能も特技もない」

「強みを見つけるっていうけど、そもそも自分の中に存在するの?」

こんなことをずっと考えてきました。

同じように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

“自分の強み”は自分ではすぐに気付かない

灯台下暗し、という言葉が好きです。

灯台の真下が暗いように、身近なことがかえって気づきにくいことのたとえです。ネガティブな意味で使われますが、見えないところにに価値のあるものが転がっていると考えると夢があります。

今回の講師のパパンダさん(@papanda_life)は、Webライターとして大手サイトで記事の寄稿をされています。パパンダさんが自負している強みは「記事を書くスピード」。

依頼された記事を書き上げて納品するのが早いため、クライアントから評価され、たくさんの依頼を頂いているそうです。

「他の人より出来ること」は、やってみて初めて気が付く

「自分が他の人より〇〇が得意」というのは、意外と気付きにくいのです。なぜなら、その人にとってはそれが当たり前だから。

パパンダさんも初めから「自分は記事を書くスピードが速い」と自覚していたのではなく、Webライターになって数をこなしているうちに、「周りのライターよりも書くのが速い」と気付いたそうです。

「人より得意なこと」「他の人には難しいこと」に気付くと、それをさらに伸ばすことができて、強い武器になります。

私がブログを書き始めて気付いた“強み”

文章がたくさん書ける

私は今まで「自分には文才がある」と思ったことはありません。子どもの頃、小説家に憧れていたのですが、書こうと思っても原稿用紙1ページもかけずに断念しました。

中学時代に不登校になってから勉強をおろそかにしてきたので、漢字の読み方を間違えたり、語彙力が低かったりします。「国語」「文章表現」の基礎が分かってなくて、接続詞を間違えたり、段落の使い方も良く分かってません。誤字も多い。

こんな私ですが「タイピングで文章を書く」ことは昔から好きでした。人と会話することが苦手だから、文字で自分を表現したかったのかもしれません。

10代の頃から日記のようなブログを長々と書いたり、yahoo知恵袋やヤフコメに長文の書き込みをしまくるのが趣味でした。

ブログを書くようになってから「どうやったらあんなに長い記事を書けるの?」「あれだけ書くのって大変じゃないの?」と言われることがあります。

私は書いていると言葉がバーッと浮かんできて、自然と2000文字~3000文字を超えてしまうので、むしろ短くまとめる方が大変なのです。気が付くと1時間以上ずっとキーボードを打ち込んでることもありますが、あまり苦になりません。

しかし、書くことが思いつかない人、長い記事を書けない人と比較すると、それが強みなのかもしれません。

もちろん長ければ良いというものでもないですが・・・。

私は、書くスピードもそこそこ速いです。他の人と比較する機会がないので、「自分はタイピングが速い」と気付くまでに時間がかかりました。

そのことを自覚してから、クラウドワークス で、文字起こしや簡単なテーマの記事作成の仕事をするようになりました。

当時、日雇いアルバイトで食いつないでいた私にとって、パソコンの副業で稼げるのは生きていく活路が見つかった気持ちでした。

私にとっては「書くこと」でしたが、今は「ほんの少しの特技」を生かしたら、Webサービスを使ってお金が稼げる時代ですね。

「他の人があまりしてない経験」は価値になる

今日の岡ブロで改めて感じたのですが、「他の人がしてない経験」は、他人にとって価値になるのかもしれません。

私がこのブログを書き始めたころ、ADHD治療薬であるコンサータやストラテラの副作用に悩んでいました。副作用の辛さを誰かに聞いてほしくて欲しくて記事を書いてました。

Twitterのフォロワーにしか読まれないと思って、日記感覚で愚痴を書いていました。しかし、だんだんと検索サイトからその記事へのアクセスが増えるようになっていきました。

2年前は今よりさらにコンサータ、ストラテラという薬が普及しておらず、「飲んだ人の体験談」「薬の副作用」について知りたい人がいたのです。実際に私も、薬を飲み始めたころに、コンサータを飲んでいる人のブログを検索したのですが、なかなか情報がありませんでした。

(今は薬を飲む人が増えたので、私の記事も上位に検索されなくなりましたが・・・。)

しかしそれがきっかけで「私が経験したことは、他の人にとっては価値のあるものになるかもしれない・・・。」と気付けました。

生きづらさを抱えた人のヒントになるブログにしたい

最初は趣味ではじめたブログですが、このブログは生きづらさを感じてる人の力になれるコンテンツにしたいと思っています。

大人のADHDの人、不安やうつ、ストレスを抱えた人、コミュニケーションが苦手な人、生きるのが辛い人・・・私自身がそうであるように、そんな人に向けて発信したいです。

岡山ブログカレッジについて

今回岡山ブログカレッジに参加して、記事の書き方で悩んでいたことに対して、建設的なアドバイスもいただけました。

ライターやブロガーとしての経験豊富な方もいれば、初心者の人、これから始めようと思っている人など参加者も多様でした。皆さんとても優しく、居心地の良い空間でした。

下がりかけていたブログのモチベーションも上がりました。

先日、ADHDの当事者会にはじめて参加した時にも感じたのですが、「知らない場所に行き、知らない人と会う」というのは、短い時間でもかなりの刺激が得られます。

私にとって、本や映画を観る以上に心を動かしてくれます。

これからも良い体験をたくさん積み重ねていきたいです。