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ADHDのラスカルの手帳

四国在/20代でADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)と診断/コンサータ・ストラテラ/うつ/社会不安/アルバイター/ クラウドワーカー/生きるための記録/

ADHDが2016年を振り返る!10月~12月【脳トレ、逃げなかったアルバイト】

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ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動症)の池田ラスカルADHD(@rasukarurun)です。2016年を振り返るシリーズ第4弾です。これでやっと完結です。

ADHDが2016年を振り返る!7月~9月【冷凍倉庫で耐えた夏】

ADHDが2016年を振り返る!4月~6月【日雇い地獄、在宅ワーク、誕生日】

ADHDが2016年を振り返る!1月~3月【コールセンター、欠勤、失業…】

<目次>

 

10月-脳を鍛えてADHDを治そうと試行錯誤する

ストラテラカプセル、コンサータ錠による薬物治療を始めて1年近くが経ちました。薬を飲み始めた時は「薬でADHDが治るかもしれない」「飲み続ければもっと効くようになるかもしれない」「もっと量を増やせば・・・」と期待していました。

しかし、1年も薬物治療を続けていると「薬だけだとこれが限界なんだ」と理解しました。症状はマシになるけど、健常者になれる訳じゃない。相変わらず冷凍倉庫アルバイトに通い、何とか働いていました。

10月から取り組み始めたのが、脳を鍛えるためのトレーニングです。薬+αでADHDの症状の改善を試みました。

 

脳トレ①折り紙

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折り紙で脳が活性化されるらしいと聞いて始めました。指先を動かすことで脳が刺激されたり、折る過程で空間認識能力が鍛えられるそうです。高齢者のデイケアや幼児教育でも取り入れられてますね。

チューリップ、小さい箱、紫陽花などいくつか折りました。すぐに飽きました。上の写真の「じんこうえいせい」は難しくて折れませんでした。

飽きた理由は「塗り絵の方が楽しかった」「すぐに効果が実感できない(当たり前だけど)」「じんこうえいせい が何回やっても折れなくて腹が立った」などです。

 

Amazonで簡単おりがみ大百科 (主婦の友ベストBOOKS)という本を買って、最初はやる気いっぱいだったのに、いつの間にか放置していました。小さいころから手芸もピアノも苦手だったし、手先を細かく使うこと作業は向いてないのかもしれません。

だからこそ、折り紙をやることがトレーニングになるんだろうけど…やっぱり楽しくないと続かないですね。

 

脳トレ②塗り絵

折り紙といい塗り絵といい、子供の遊びか!と思われるかもしれませんが、最近大人の塗り絵は注目されています。フランスでは「コロリアージュ」と呼ばれてちょっとしたブームだそうです。

脳の活性化、セラピー・癒しの効果もあるようで、精神科の作業療法・リハビリテーションでも取り入れられています。

 

<塗り絵>こんな時に効果的
  • イライラしている時
  • やる気が出ないとき
  • 不安を感じているとき
  • 気分転換したいとき
  • つらいことがあったとき
  • 寝る前
 <塗り絵>自律神経を高める塗り方
  • ゆっくり丁寧に
  • 画材は塗りやすいものを
  • 好きなところから塗る
  • 姿勢に気を付ける
  • いろんな色を使ってみる

 この自律神経を整えるぬり絵は和柄がモチーフで、懐かしくてほっとする気持ちになります。ページがミシン目で切り離せるので塗りやすいし、ページの原本をコピーすれば同じ柄を何度でも塗れます。

柄は塗っててはみ出しにくかったり、はみ出しても塗れるようになっているので、不器用で美的センスが致命的な私でも楽しく塗り絵が出来ました。

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こんな感じです。あえて規則的なモチーフにすることで、一定の作業で塗ることができて、脳の視床下部に働きかけるそうです。

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色鉛筆は36色です。これもAmazonで評価が高くてコスパが良いトンボ鉛筆 色鉛筆 36色を選びました。

出来るだけ色々なカラーの色鉛筆を使った方が、脳に刺激がいくそうです。色を思いのままに選んだり、同じ柄でも違う色を試すのも楽しいです。カラーセラピー効果もあります。

塗り絵も折り紙と同様、手先を使うことで、脳の広い領域を刺激するそうです。刺繍やピアノも良いかも。認知症予防に取り入られていますが、ADHDにも効果があるかな?

私は週に4日ほど、15分~30分くらい塗り絵をしています。休みの日は、気分がのって1時間以上やってしまうこともあります。ADHDに対するハッキリと効果は分かりませんでしたが、ADHDによる抑うつやストレスにはかなり効果的でした。

塗り絵のセラピー効果

考え事で頭がぐちゃぐちゃになって、どうしようもなく不安な気持ちになることがあります。帰宅しても落ち着かない。そんな時に塗り絵をやります。頭を真っ白にして、単純作業に没頭することで、色々な雑念やストレスから少し解放されます。リフレッシュ効果は実感しました。

また、休みの日に何もやる気がなくてぼーっとする時に何となく塗り絵をやったら、何となくやる気が出てきたり、寝れないときに塗り絵をすると落ち着くことがあります。

脳トレというよりセラピーに違いです。ADHDによって強いストレスを受けていた私にとっては、塗り絵は効果的でした。

脳トレ③Nバック課題

脳のワーキングメモリを鍛えるためにはじめたのがNバック課題です。こちらは、ブログ記事にまとめてありますので参考にしてください。

これが一番効果がありました。主にスマートフォンのアプリを使っています。通勤時に電車の中でやるか、休みの日は寝る前にやるようにしてます。たまにサボりますが、最低5分はやるようにしています。

アプリをスマホのトップ画面に表示しているので、「あっ今日もやらなきゃ」って思い出せます。

色々なアプリをインストールしたのですが、使っているのはNバック計算 -  Android アプリ です。

これはかなり短期記憶を使うゲームです。最初はレベル1も間違えたり、暗算も苦手だったのですが、続けていくうちに計算のスピードも正解率もあがりました。

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倉庫軽作業の仕事で、在庫のカウントをやることがあるのですが、その時のスピードが少し早くなったのと、計算の間違いが減ったのが良かったと思います。

 

10月のブログ記事

10月は、あらゆる手段でADHDの改善を試みました。新薬の治験を受けようと思ったけど断念したこともありました。

 

 

10月はADHD啓発月間だったので、何がやりたいと思っていたのですが、アルバイトで疲労し、結局何もできないまま過ぎていきました。

 

11月-とにかく必死にアルバイトを続けた

暑さから逃げるために7月から始めた冷凍倉庫のアルバイトも、気が付けば5ヵ月目になっていました。休憩中に体を暖めようと外に出ても、寒くなっていました。夏が終わり、秋が終わり、冬が来ていることに気付きました。

-20℃の倉庫で働き、休みの日は自宅にひきこもって疲れを取ったり、クラウドワークスの在宅ワークで駄賃を稼ぐ日々。全く四季のない1年だったなと思います。花火も紅葉も見てません。何だか悲しくなりました。

5ヵ月も働くと、さすがに慣れてきます。その慣れがミスを起こしたり、仕事をやっと覚えたと思ったら新しい仕事を任せれたり、「もう長いんだから」と周りも厳しくなります。

11月~12月にかけて職場は仕事量が増え、体調不良の人が続出し、退職者も出て、深刻な人手不足になりました。仕事がきつくなったからか、人間関係も悪くなり、派閥ができて、人付き合いが苦手な私は毎日居心地が悪かったです。

嫌がらせをされるのが怖いけど、うまくご機嫌も取れないので、人の嫌がる仕事をやることで居場所を作っていました。

朝、何とか起きて、休みたい気持ちを抑えて「とりあえず電車に乗ってしまおう」と思い、重い足取りで家を出ました。仕事中はミスしないように神経をすり減らし、周りの機嫌を伺いました。

午後から退勤までの時間が長く感じ、必死につらい気持ちを押し殺して作業に没頭していました。

無理してシフトに入ってキャパオーバーになった

ADHDで不安障害・うつのある私は、人よりも疲れやすく、少し無理するとキャパがいっぱいになり、容量オーバーになります。

1日8時間働いて、2連勤もすれば頭も心もボロボロで持ちませんでした。だから3連勤以上のシフトを入れないようにしたり、作業が遅れても残業をせずに帰ったりしていました。

「しっかり休息を取る」というのは、これまで何度も仕事・バイトを辞めてきた私の教訓でした。

しかし、あまりに人手不足の現場・遅れている生産・残業や連勤で疲れ切っている上司や社員さんを見ていると、残業や出勤のお願いを断れない時もありました。

ある日、職場でいきなりパニックを起こして泣いてしまい、早退してしまいました。(もうダメだ…周りの目も気になるし出勤したくない…)と思いました。

それでも生活があります。お金がありませんでした。転職する気力もありませんでした。今まで何度もバイトや仕事を変えて、また同じ過ちを繰り返したくないと思いました。Amazonほしいものリスト(池田のフードバンク)から匿名で食べ物を送ってくれるような人もいました。

昼休憩の時に、Amazonほしいものリストから届いた豚汁やインスタントコーヒーを啜ったり、フードコンテナに入れた鍋を食べたり、冷えたからだと心を暖めていました。本当にありがとうございました。

逃げたくない。無理はせずに続けよう。恥をかいてもまた出勤しよう。そう思いました。

この時、私は火曜10時のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の放送を唯一の心のオアシスにしていました。だけど私の気持ちは「多分、今逃げたらいけない。」という気持ちでした。私の心の中のアドラーがそう言ってました。

嫌われる勇気、恥をかいて早退する勇気、人手不足の日に仕事を休む勇気、役に立たなくても職場に居座る勇気…。そして11月が終わりました。

 

 

12月-大晦日に仕事納め、元旦に仕事始め

12月になると「今年もあと一か月?もうやるしかないでしょ」という気持ちでした。あと1ヵ月。1ヵ月経っても、このつらい人生が終わってくれる訳でも、仕事を辞めれるわけでもありませんでしたが、とにかく「今年も1ヵ月何だから」という気持ちで頑張りました。

とにかく、朝起きて出勤して必死に働いて休んで、という繰り返しでした。

ADHDを申告して、医療保険の審査に落ちる

現場が忙しくなってくると、つい慌てたり焦ったりして、周りが見えなくなる時がありました。倉庫を走るフォークリストや他の作業員さんとぶつかりそうになったり、ぶつかったり、荷物を落として割ったりもしました。

いつか怪我するんじゃないか?事故を起こすんじゃないか?骨折したら入院してしばらく休まないといけないんじゃないか?手術したらどうしよう?貯金なんてない。国保だから傷病手当も降りない…。

そんな不安から、医療保険に入りたい!と思い、楽天生命の「楽天ピンポイント」という保険の申し込みをしました。

私の年齢なら1ヵ月1400円と安く、1泊2泊以上の入院で一時金が10万降りる、というシンプルな保険内容でした。

これしかないと思って、勢いでネットから申し込みました。既往歴や内服中の薬を入力する欄があり、丁寧に「注意欠陥多動性障害」「コンサータ錠27mg、ストラテラカプセル40mg×2…」などと記入しました。

 

後日、審査結果の書類が届きました ↓

 

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告知いただいた内容によりお引き受けできかねます。

 ええええ!予想はしていましたがショックでした。ADHDだと外資系の高い保険にしか入れないのかな?保険は諦めて真面目にコツコツ貯金しようと思いました。

イブもクリスマスも大晦日も元旦も仕事

職場で居場所を作るために、人の嫌がる事を率先してやる→他の人が休みたい日にシフト希望を出す、ということになりました。

今年は12/23天皇誕生日(祝日)が金曜日、クリスマスイブ、クリスマスが土日で、しかも3日間晴れという奇跡。独り身の私にはまったく嬉しくないイベントだったので、真っ先にシフト希望を出しました。大晦日と元旦も働きました。

ボロボロで底辺の1年だったけど、人生に無駄な時間はない…と思うので、こうして振り返れて良かったです。

やり残したことといえば「じんこうえいせい」が折れなかったことくらいかな…。2017年は頑張ります。