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ADHDのラスカルの手帳

四国在/20代でADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)と診断/コンサータ・ストラテラ/うつ/社会不安/アルバイター/ クラウドワーカー/生きるための記録/

ADHDが障害者手帳申請で後悔してること。証明写真のチョイスを間違えた。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)のラスカルです。私はADHDと診断された後に、精神障害者福祉手帳を申請・取得しました。等級は3級です。

何の役にも立たない雑記です。証明写真のささいな後悔の話。

障害者手帳を取得して良かった。

障害者手帳が手元に届いてから、半年以上経ちました。「手帳を取得するか、しないか」で迷っている人、あえて申請しない人もいると思います。

私は障害者手帳を取得したことに後悔はありません。NHK受信料が免除になったり、確定申告の障害者控除で税金が非課税になったり、金銭的に助かっています。

障害者手帳を手にすることは、私にとって精神的メリットがありました。「自分を障害者だと堂々と思える」ことで、すごく気が楽になりました。

手帳を所持していることは、家族くらいしか知りません。普段は一般雇用のアルバイトで働いています。手帳を取得したデメリットは特に感じていません。

しかし、ひとつだけ「失敗したな」と思うことがあります。

 

 

障害者手帳の証明写真のチョイスを間違えました!

障害者手帳は、中を開くと顔写真(証明写真)が貼られています。申請する時に、顔写真を添付するか・しないか選ぶ事が出来ました。手帳に顔写真を載せたくない人もいるのでしょう。

私は載せることを選びました。何故なら、顔写真があれば身分証明の代わりにもなりますし、民間の割引サービスなどは、写真無しだと受けられない可能性もあるからです。

写真の規定は4cm×3cmで、1年以内に撮影した顔写真です。自宅に学生時代の証明写真が余っていたので、それを使いました。申請の時に添付した証明写真は、障害者手帳に貼られています。

私はこの障害者手帳を開くごとに…正確には顔写真を見るたびに、少し憂うつな気分になります。手帳に貼られた自分の顔と目が合い、胸がざわつきます。

 

今でも思い出せる、証明写真を撮った日のこと。ADHD未診断だった私。

顔写真は、学生時代に証明写真機で撮影したものです。採用試験の履歴書に貼る目的で撮影しました。撮影時期は約2年前です。手帳申請の約1年前に撮ったものです。

この顔写真を撮った頃の私は、今とは全く違う状況でした。当時の私は、不安障害でメンタルクリニックに通院していました。

しかし、ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは診断されておらず、自分が近い将来障害者手帳を手にするなんて思ってもいませんでした。

医療系の専門職を養成する大学に在籍し、就職活動と国家試験の勉強に打ち込んでいました。学生時代から落ちこぼれでしたが、努力すれば普通に働けると思っていました。

希望とする病院に入職して、専門職としてキャリアを築くのが夢でした。どうしても採用試験に合格したい…。

その一心で職場説明会やインターンシップに行き、面接の練習を重ねました。

履歴書に貼る証明写真は、気合を入れて撮影したことを覚えています。

履歴書の自己PR文や志望動機は、何時間もかけて考えました。しかし文章以上に、写真の印象が重要だと思っていました。

大学の無料セミナーで、就職活動のためのヘアメイク講習を受けました。写真撮影と面接のために、少し高いルナソルのアイシャドウを買った事を覚えています。5000円くらいしました。

 

そして、明るく健康的に見えるメイクを練習しました。

美容院に行き、セミロングの髪を切り、ショートボブにしました。髪を整え、メイクをして、スーツを着て、鏡の前で笑顔を作る練習をして…そして、自宅近くの証明写真機に足を運びました。

お金が無かったので絶対に失敗しないように!と気持ちを込めて撮影しました。出来上がった写真は、自分でもびっくりするくらい満足でした。

普段の私は写真写りが悪くて、カメラを向けられると顔が引きつります。自撮りも鏡も見るのは好きではありません。しかしこの時は自然な笑顔で、いつもよりきれいに映っていました。

家に帰った私はすぐに机に向かいました。そして、机に下書きの履歴書を広げました。

 

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緊張しながら、曲がらないように慎重に印鑑を押しました。そしてボールペンで丁寧に清書し、丁寧に証明写真を貼りました。

私は、既に採用試験で2回落ちていました。たった2回と思うかもしれませんが、超売り手市場の医療職では、2回も落ちる人はなかなかいません。

(在籍していた学年で、私くらいだったと思います)

2回目に不合格だった後に、ある病院に見学に行きました。その病院の方針に共感して、「どうしてもここに受かりたい!」と思いました。気持ちを込めて履歴書を書いて、気合を入れて写真を撮って、苦手な面接も、何度も何度も練習しました。

内定通知が届いた時はすごく嬉しかったです。泣きたくなるほど嬉しくて、ほっとして…すぐに親に電話をかけました。

まさか数ヶ月で休職し、半年で退職することになるとは思ってもいませんでした。

 

 

 障害者手帳の写真に映る自分の姿が眩しい

 

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障害者手帳を開くたびに、証明写真を撮影した時の自分を思い出します。

証明写真に写る2年前の私は、すごく健康的で、キラキラして見えます。勘違いかもしれませんが、けっこう可愛く撮れてます。今の自撮りとは別人に見えます。

今の私には、この時のような写真は撮れません。同じメイクと髪形をしても、鏡の前でも、証明写真機の前でも、この時のような表情は出せないと思います。

夢があって、希望があって、苦しみながらも努力をして、明るい未来を信じていた私。その思いが、写真にあらわれています。

2年前の自分の顔は、今の自分にはキラキラして見えます。そして昔の自分を思い出して、少し胸が苦しくなります。手帳に書かれている「精神障害者」の言葉とは対極にあるような、健康的な笑顔で写っています。

証明写真のチョイスを間違えたなと思います。どうもしっくりこない…手帳を申請する前に撮れば良かった…。

そんなささいな後悔をしています。

 

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