ADHDのラスカルの手帳

20代でADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)と診断/社会不安障害(対人恐怖症)/アルバイター

ADHDの子供に言ってはいけない!【5つのNGワード】勝手に認定しました。

f:id:sayashi:20161124200521j:plain

ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動症)の池田ラスカル (@rasukarurun) です。

先月、とある人からメッセージを頂きました。

ADHDのお子さんを抱えているママで、「このブログを参考にしてます」とのことです。

有り難いですが…こんな人生しくじってる大人のブログを読んで、育児が不安にならないでしょうか…。

私は、ADHDと診断されたのは成人してからです。子どもの頃に診断された子は、早いうちに治療・療育を受けられるメリットがあります。

ADHDの子供に一番大事なのは、周囲からの理解・身近な大人がどう関わっていくかだと思います。

今回の記事は、ADHD当事者の私が勝手に考えた「NGワード」について書きたいと思います。

「うつ病の人に『頑張って!』と言ってはいけない」というのは有名な話です。ではADHDが傷付く言葉とは?

体験に基づいて考えてみました。

<5つのNGワード>

 

①(とにかく)「気を付けなさい!」

f:id:sayashi:20161124200756j:plain

無理!

ただ気を付けても無理なんです。うんざりするほど、子供の頃から言われてきました。

必死に必死に気を付けても、必ず何か抜けてしまうのが注意欠陥。いきなり落石してくる隕石を避けろ、というくらい難しいです。

何に気を付ければよいのか?どうすれば回避できるのか?具体的な方法を一緒に探してあげてほしいです。 

 

②「誰でも失敗するよ!」「誰にでもあるよ!」

f:id:sayashi:20161124200540j:plain

その通り。

誰でも失敗する…でも、失敗の大きさと頻度が違います。

どれだけ注意しても、日常生活や学校生活に支障をきたすほど苦しんでしまいます。

励ましのつもりでも、「誰でもあること」と切り捨ててしまうと、悩みが軽くとられてるように感じます。

周りと同じなのにどうして出来ないんだろう?自分の努力が足りないから?そんな風に悩んでしまいます。

 

③「何でできないの?(キレながら)」

なぜ出来ないのか、自分でも分かりません…。

確かに「なぜ」出来なかったか、失敗の原因を考えて、工夫をすることは大事です。

だけど、失敗に対して、追い詰めるように「何で?」と問い詰めたり、怒るように怒鳴っても、解決しません。

ADHDはただでさえ、自尊心の低下をきたしやすいです。

(自分は何をやってもダメだ) (何もできない人間だ)という思考になり、どんどん自信がなくなります。

 

④「努力が足りない。甘えている」

ADHDの人は怠けているように見えます。

まぁ私は実際に怠けてるんですけど…

 

f:id:sayashi:20160517173630j:plain

 

忘れ物をする、遅刻する、宿題を先延ばしにする…

普通だったら、たださぼっているだけに見えます。

だけど「努力が出来ない」「頑張りたいけど頑張れない」という苦しみもあります。

しなきゃいけないと分かってても、集中できない・気が散ってしまう・どうしても手につかない…本人にとってはものすごく辛いことです。

もちろん、甘やかせばいいというのではなく、どうすれば出来るのか一緒に考えてあげて欲しいです。

例えば、忘れ物は“持ち物チェックリスト”を作って、目立つところに貼ったり、毎晩確認するように習慣づけるのがオススメです。

先延ばしに関しては、とても役に立った書籍があります。佐々木正吾先生の先送りせずにすぐやる人に変わる方法 です。過去の記事(ADHDと“先延ばし”についての話。-すぐやる人に変わる方法 )でも紹介しているので、参考にしてください。

先延ばししてしまう心理や、具体的な対処方法が55個書かれてあります。様々なシーンで使えます。

 

⑤障害を持った子に産んでごめんなさい

f:id:sayashi:20161124200631j:plain

謝らないでください。

ADHDは遺伝が関係した疾患であり、苦しんでいる子供を見て「自分のせいで」と責めてしまう親御さんもいるかもしれません。

だけど「産んでよかった」「生まれてきてくれてありがとう」と、(嘘でも良いから)言ってあげてほしいです。

 

いつか障害が原因で社会生活につまづくことがあるかもしれません。

生きることが嫌になったり、自分のことが嫌いになりそうになったり、生きることを投げ出したくなることがあるかもしれません。

そんな時に、大事なのが「自分は愛されてる」「周りから必要とされてる」という気持ちだと思います。

それさえあれば、間違いながらも前に進んでいけます。