ADHDのラスカルの手帳

四国在住/20代でADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)と診断/社会不安障害(対人恐怖症)/アルバイター

ボロボロになって働いて1日4047円。社会の底にいる自分。【日雇い日記】

社会の底からの愚痴。つまらない真っ黒な日記です。

 

倉庫内作業の日雇いのアルバイトだった。勤務時間は12:45-19:00

休み明けで足取りは憂鬱。雨が降っていたので駅まで20分歩いた。電車の中で、吐き気で気分が悪くなった。コンサータ36mgの副作用か、低気圧のせいか分からない。

駅を降りて、倉庫まで40分歩く。登り道が続く。

冷凍食品の倉庫でのアルバイトなので厚着をしていた。蒸し暑くて、汗をかきながら歩いた。

せっかく作った麦茶の水筒を忘れたことに気付く。脱水でふらふらだった。

始業時間の30分前に到着する。休憩室で時間を持て余す。簿記の勉強をしようとしてテキストを開くけど、集中できない。今日の仕事が楽なことを祈った。

始業時間が来て、現場に移動する。冷凍食品の倉庫は防寒ジャケットを着ても寒い。与えられた作業は、冷凍食品の仕分け・ピッキング。

大量に積み重ねられた段ボール。中身は冷凍食品が入っている。段ボールごと10個ほど台車に載せる。段ボール箱の商品番号と、出荷用のリストを照合する。店舗の札が貼られたケースに、商品を必要数入れていく。

店舗の種類も、商品の種類も膨大で、とにかく間違えないように仕分けしないといけない。

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まず段ボール箱の重さに圧倒された。背も低く、筋力もない私。段ボール箱は自分の背より高く積み重ねられている。つま先立ちをしてなんとか段ボールを抱える。

あまりの重さに耐えきれず、段ボールを落として穴を開けてしまう。足先の上に落として痛かった。

社員さんから心配されながらも、軽く注意される。他のスタッフの5倍ぐらいの遅さで仕事をしていく。

重い段ボールや、商品を入れたケースを抱えて、すぐに腰や肩が痛くなった。

何度もミスをした。商品を入れる個数を間違える、ケースを間違える、段ボールを棚にぶつける。他のスタッフにも迷惑をかけた。

必死に作業していると周りが見えなくなり、フォークリフトとぶつかりそうになったり、台車を他のスタッフにぶつけてしまった。

分からないことを聞くのがこわくて、適当なことをして注意された。緊張で声が出なくなって、話しかけられてもちゃんと返事が出来なかった。

体をボロボロにして神経をすり減らして、必死に働いた。偏頭痛で頭が痛み出す。15分の休憩時間が来る。

朝から汗をかいて、喉が渇いていた。自動販売機でジュースを買おうと思ったけど、ロッカーまで財布を取に行くために、階段を昇り降りしないといけない。

一歩も動きたくなかった。洗面所の水道水でロキソニンを飲んだ。

休憩時間はあっという間に過ぎて仕事が再開する。動くのはしんどいけど、動かないと倉庫の寒さに耐えれない。

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体のあちこちを痛めた。軽い怪我もした。重いケースを積み重ねるときに、指をつめてしまったり、足を棚にぶつけたりした。あまりの段ボールの重さに、腰がやられそうになる。

もし体を壊してしまったり、怪我してしまったと考える。日雇いのアルバイトで、何の保証もない。怪我して働けなくなったら終わりだと思った。

だから最後の30分は多少手を抜いてゆっくり仕事した。どうせ当分この倉庫には来ないのだから。ただただ時間が過ぎるのを待った。

19時の終業時間が来て、社員から「もう帰っていいよ」と言われる。ようやく解放された。倉庫を出ると外は真っ暗だった。

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朝よりも、雨が強くなっていた。40分かけて駅まで歩く。自動販売機でやっとジュースが買えた。コンサータ錠の副作用と脱水で喉はカラカラだった。

真っ黒になった軍手を、駅のゴミ箱に捨てた。切符を買って、電車に乗る。疲れ切って今にも倒れこみたかった。

今日1日でいくら稼いだのか計算する。時給860円で、実働5時間45分。交通費を差し引くと4047円。

疲労を考えると、あまりに安いと思う。だけと私は役立たずで、実際には4047円の価値のある仕事はしていないかもしれない。

雨で靴が滑って、歩道橋の階段で転んだ。尻餅をついた。ジーンズがドロドロになった。疲れ切ってぼーっとしていた。

きれいな服装をした、若い女の子に「大丈夫ですか」と声をかけられる。嬉しかったけど情けなかった。

スーパーで半額のコロッケと98円のチョコレートを買った。家に帰ると21時近くになっていた。コロッケはパサパサで美味しくなかったけど、空腹で完食した。誰もなぐめてくれないひとりでの暮らし。

雨と汗で濡れた服を脱いで、お風呂に入る。足に真っ青な痣が出来ていた。いつぶつけた時に怪我したのかも忘れた。

湯船につかりながら、自分の人生を考える。10代のころは、20代になった自分の生活が、こんなに苦しくなると思ってなかった。社会の底辺にいる自分。

医療系の大学を出て、良い成績で国家試験に合格して就職した。このレールに乗って行けば安泰だと思っていた。

就職してから、ADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断された。仕事は数か月でやめた。レールから脱線して、それでも生活のためにお金が必要で、なんとか社会の底にしがみついている。

こんな暮らしが続いていくと思うと、とても耐えきれなくて、やりきれない気持ちになった。

20代の自分。1年、1年と若さを失っていく。自分の人生がさらに底に落ちていく気がした。憂鬱な気分が広がる。大声で叫びたいような気分になる。

いつかこの日のことを思い出す気がした。あの時はあんなに辛かったと笑えるようになるのか、あの頃はまだマシだったと思うようになるかは分からない。

 

お風呂から出ると、派遣会社から明日の仕事のメールが来ていた。明日は別の倉庫で働く。寝坊しないように早く寝ないといけない。

明日の仕事が今日より楽であることを祈った。

 

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