ADHDのラスカルの手帳

20代でADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)と診断/社会不安障害(対人恐怖症)/コンサータ・ストラテラ/うつ/社会不安/アルバイター/ クラウドワーカー/生きるための記録

久しぶりに日雇い派遣のアルバイトに行った話その③-同じ作業を繰り返す苦しさ

 

少し前の記事の続きになります。1回で終わるはずがpart3まで続きました。

前回の記事(久しぶりに日雇い派遣のアルバイトに行った話 その②-単純作業の大変さとは?)

単純作業の苦しさについて、引き続き書いていきます。

同じ作業の繰り返し-身体的にキツイ

 

私が経験している倉庫・工場での日雇いは、ほとんどが“軽作業”“単純作業”です。重いものを持ち上げたりする業務は、女性には余り任されません。

前回の記事で紹介したような、封筒にチラシとサンプルを入れる業務であったり、ベルトコンベアーで流れてくる商品の検品など、一見身体的に楽そうな業務です。

しかし、“同じ作業を、ひたすら繰り返す”というのは、身体的にかなり負担になります。常に同じ姿勢で、同じ動作を行い、同じ筋肉ばかりに負担がかかるからです。

最初の1時間は「楽だなぁ」と思っても、すぐに体のどこかが痛くなってきます。同じ動作を繰り返し、負担使わない筋肉を使うため、筋肉痛になります。

また、単純作業の多くが“立ち仕事”です。“同じ場所にずっと立っている”という苦しさ経験しないと分かりません。

私はADHD(注意欠陥・多動性障害)ですが、多動は軽度で、あまり動くのは好きではありません。それでも、ずっと同じ場所に立っていると、足が棒のようになります。

(座りたい、せめて歩きたい、動きたい)という気持ちになります。

たまに作業が中断したり、手が空いたときに、掃除を頼まれることがあります。そういうときは凄く幸せな気持ちになります。気分転換になるし、自由に動くことができるからです。

 

変化のない作業は自分との闘い

前回の記事で、単純作業は時間が経のがものすごく遅いという話をしました。慣れば慣れるほど、時間が経つのが遅くなります

(もう1時間経ったかな?)と思って時計を見たら10分しか経っていないこともあります。

ひたすら同じ単純作業を繰り返す、そこに変化がない、誰とも話さない…作業場に流れているのは機械やフォークリフトの音だけ。

最初は楽ですが、2時間、3時間と時間が経過すると、徐々に精神的にやられてきます。

 

(せめて音楽でも流してくれたらいいのに)

そう思いながら、頭の中でBGMを流したり、くだらない空想をしたりしてやり過ごします。それでも作業の手は止めず、ミスをしないように最低限の注意をはらわないといけません。

日雇いで1日だけならまだいいですが、これが2日、3日と続くとどうでしょうか

 

自分がロボットのようになった感覚

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作業が進むにつれて、次第に自分を心がすさんでいきます。

もう何も考えたくない。無になりたい。終わりの見えない作業に耐え続けるために取る方法…それが“感情を無くす”ということ。

まるで自分がロボットになったような、作業マシーンになったような、そんな気分で作業をします。

食品工場で働いていた時に、“流れてくるパン生地の上に黒豆を3つずつのせていく“という作業をしました。その時に思ったのが(この業務は人間がする必要があるのが、機械がやればいいのではないか…)という気持ちです。

しかしわざわざ人を雇っているのには理由があります。次々に新商品が開発・発売されたり、改良されるため、そのたびに専用の機械を設計し導入するのはコストがかるからです。

人としての感情を押し殺して、自分を機械だと思い込む。無意識にロボットになった気分でひたすら作業をしていました。

 

 

意外とスピードが求められる

自分のペースで仕事ができたらどんなに楽かと思いますが、単純作業ではスピードが求められる場合が多いです。

ライン作業なら、ベルトコンベアーで次々に流れてくる物に対応します。

ライン作業ではない場合でも、生産管理のためにノルマが決まっていることがあります。

作業によっては、ひたすら追いつくのに必死です。日雇い派遣のアルバイターなので、もちろん作業には慣れていません。

しかし、普段からそこで働いているパート労働者たちは慣れているため、自分とは比べ物にならないスピードで作業をしていきます。

食品工場のベルトコンベアーは、ギリギリ追いつくか追いつかないかくらいの速度で流れていきます。もっと遅くしてほしい、いっそ勝手に止めてしまいたいと何度も思いました。

“流れてくるパン生地の上に黒豆を3つずつのせる作業”をした時は、全力のスピードで必死に作業しても追いつかず、豆をのせてない生地を流してしまいました。

そうなると黒豆が乗ってないパンが焼きあがったり、豆の数が少なかったり、大量に不良品ができあがってしまいます。

その時は「間に合いません」と叫んでベルトコンベアを止めました。あまり酷いと生産が遅れてしまいます。

 

 工場や倉庫の閉鎖的な人間関係

単純作業のほとんどが、あまり人と関わらなくてもいい仕事です。しかし、工場や倉庫は閉鎖的な環境で、人間関係が難しいことも多いです。

偏見かもしれませんが、食品工場のパートのおばちゃんは特に気が強い人が多いような気がします。自分の作業が遅いと煽られたりすることも多いです。

私は社員さんよりパート労働者の女性の方々の方が怖いです。

何度か同じ工場に日雇いアルバイトに行ったときに、「うちで直接働かないか」と言われたことがあります。しかし、この閉鎖的な人間関係の中に入っていく勇気が持てません。